仕事などでうまくいかないことが続き、スランプというか、向かい風が相当吹きすさんでいるな、しんどいな、と感じる時期がある。場合よっては半年や数年といった比較的長い期間、こんな状況に陥ってしまうこともある。
私もこれまで何度かこういった時期を経験している。一刻も早く逃れたいとの気持ちから、あれやこれやとバタバタすることもあるが、思い返してみると何か手を打ったことで直ぐにオセロの黒が白に変わるような経験はなく、ただ時間の流れの中で黒がグレーになり、そして白になっていったように感じる。最後は放っておけばそのうち解決されるさ、と思っているが、とはいえ、こんな時期の真っただ中にある本人はしんどく、視野も狭くなりがちである。そんな自分にとって、向かい風の時に力をあたえてくれた言葉をメモ的に記載します(人から聞いた内容もあれば、自分で導き出した内容もあります。記憶の範囲で出所を記載します)。読んでくださる方にとっても力になれば幸いです。
- 災難に逢う時節は災難に逢うがよく候。・・これ災難をのがるる妙法にて候。[良寛さん]
- 3年くらい死んだふりをしていても大したことではない。
- 仕事に行く時は、自分の気持ちを家に置いておく。
- 「なぜそうなったのか」「この後どうなってしまうのか」とは考えず、ただ「そのようである」と捉える。
- 大いなる流れに身を委ねきる。
- 執着しない。
- その苦しみは後になって振り返ってみれば大したことではない。
- 解決などというものは、しょせん、あちらから来るものである。ものごとは努力によって解決しない。[河合隼雄さん]
- 自分のために仕事する。周りを見ず、自分の仕事に集中する。
- 健康も人生も良くしようとするとかえって悪くなる。
- 成功した時に人生を語る上でも苦労の物語はあったほうがいい。[松下幸之助さん]