変わること

先日、ある企業の自己変革についての話を聞いた。
その企業は百年以上の歴史があるが、事業を自ら変革することでこれまで生き残ってきたという。この手の話では、コダックと富士フィルムが例としてよく挙げられるが、この会社も例に漏れず大胆に事業と立ち上げと売却を行ってきている。
この手の話はビジネスの世界では常識であるし、自分の仕事の中でもよく持ち出す話題であるが、ひとりの人間のことになると、自分に限ってはとても腰が重い。
しかし、これまで生きてきた中で何度か大きな変化をしながらここまで生きてきた。それも、なんというか自分で「変わっていくぞ」という気も当然あり主体的に動いているのだけれど、外的な見えない後押しというか、追い風というか、そんなものが合わさって自然と変化したと思っている。その時は「自然の流れでこうなった」とよく言っていたことを記憶している。なにが言いたいかというと、内的な動機と外的な様々な要因が混ざり合って自然とことが進んでいく時が人生には何度かあり、その流れには抗うことなく乗っていけば良いのではないか、と思っている。
実は今がその局面では、と感じている。今年の占いにはじまり、年明けから目にするものの多くが自分に仕事の上で大きく変わることを促してくる。変わることには恐怖もありリスクもあるけれども、新しい世界や人との出会いが必ずある。また、変化していくこと自体が成長でもある。こんな気持ちを持ちながら、これまでより少し意識的に変わる気持ちを大切にしながら、外的な追い風に助けられつつ、自然の流れの中で変化していこうを思う。

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