私の場合、憩室炎というものは発症してしまったら炎症がおさまるまで自然に任せて待つしかないものと思っている。
発症すると数日間にわたって食事制限をするなど、クオリティ・オブ・ライフが著しく下がる。
そうなると当たり前ではあるけれど、いかにして発症を予防するかが重要なテーマである。
ここ数年憩室炎で苦労し、また家族にも理解してもらいながら、自分なりの予防を探ってきた。
現時点で私が心掛けていることは、まとめると以下の2点になる。
1.食事に気をつける
一般に消化が悪いと言われるものや、自分の腸と相性に難があるものを続けて食べないこと。
決して食べない、ということではなく、続いてしまうと腸への負担が大きくなるように思う。
自分の腸との相性については時間をかけて探っていく必要があるけれど、食材(例.牛肉)という観点だけでなく、メニュー(例.チンジャオロース)という観点からも知っておくと良い。
また、様々な食材を食べることも腸内細菌を増やす意味で大切だ、と耳にしたこともあり、自分の体感でも様々な食材を食べている時のほうが腸の調子は良いように感じている。
お酒は体質にもよるが、腸への負担があるようにも感じるので私の場合はお付き合い以外ではほとんど飲まない。
2.精神的な負荷に気をつける
いわゆるストレスである。私の場合、ストレスがかかると大腸がぴくっとする感じが走ることもしばしばで、その時は大腸と脳はつながっているな、なんて思ったりしている。それだけストレスの影響は大きく、自分が思っている以上に負担がかかっていると思う。
では、どうすればストレスを軽減できるかということになるが、私の場合は受け流していくこと(柳でいること)と、機嫌良くいることを特に意識している。
この辺りの話題は追々テーマに取り上げて書いていくことを予定している。
一病息災という言葉がある。
大腸に憩室を持っていることで、人一倍健康に気を遣うことにならざるを得ない人生になっているが、毎年の健康診断を見る限り結果として非常に健康な身体になっている。
また、長年の経験から、憩室と対峙するのではなく、憩室を受け入れ、機嫌を伺いながら共に生きていくことが大切だと感じている。