先日、会社OBの方と久しぶりにお会いする機会があった。
別会社へ転籍され3年程度経ち、今年晴れて定年を迎えられるとのこと。
様々な思い出話や、当時一緒に働いていた方々の消息などについて楽しく語りあったがそんな中、
私から「これまで仕事をされてきた中で辛い時期にどういう考え方を拠り所に乗り切ってこられたか」と伺った。これに対し、この方は２点お話された。
- 辛い状況に自らはまらないこと。
- 気にしないことである。「気にするな」といっても人間、気にしてしまうと思うが、気にしないようにするためにメタ認知を意識すると良い。将来の自分から見るとほとんどのことが大したことではないように見えるはずだ。また、戦争に引きずり出され、命の危険にさらされるわけではない。
- まわりの人間関係で苦労があるのなら、死んだふりをしていてもいい。
- ３年くらい死んだふりをしても長い仕事人生大したことではない。仕事はお金をもらうためのものだ、と割り切ってただただこなしていけばいい。
1.2ともにこれまで自分が生きている中で何度も見聞きしている内容ではあったが、この方が語ると説得力があった。やはりこれでいいのだと。
この夜のあと、このOBの言葉が自分の中でじわりじわりと効いてきている。
